日本の偉大な映画監督です、知らない人は少ないと思います。名作を残し、日本映画を世界に最初に認めさせた偉大な監督です。ハリウッドへ進出し世界のクロサワと呼ばれた、生い立ちから数々の名作の中から、特に絶賛の声があった作品を紹介していきます。

黒澤明監督の生い立ちからおすすめ名作

黒澤明監督の幼少期

小学校低学年の頃の黒澤は気の弱かった、泣き虫でいじめられっ子だったようです。3年生の時、図画の時に描いた絵がパーソナリティー的であるために他の生徒に笑われることになりました、担任だった先生はこの絵を褒めるという事がありました。

それ以来絵を描く事が好きになり、そして学校の成績も伸びていきました、やがて当時の級長にもなりました。後に黒澤は、立川を生涯の恩師と語っています。

しかも実兄の須田貞明から厳しい指導を受けた事や、親友となる植草圭之助に出会った事、父に言われ剣道を始めた事などで、心身ともに強くなり、卒業式では卒業生代表として答辞を読みました。

黒澤明監督の青年期

1936年に画家になることをやめた黒澤は、広告で見た後に東宝と合併した映画製作所の助監督募集に応募し、難関を突破して入社しました。そして、山本嘉次郎監督の下で助監督を務めました。この頃に、親友となる本多や谷口らと仲良くなりました。

後にシナリオを描くようになり、1941年に書いた、達磨寺のドイツ人は、映画化はされなかったのですが評論家の間ではトピックとなり、絶賛されました。1942年に書いた、雪は、情報局国民映画脚本募集で情報局賞を受賞しました、静かなりは、日本映画雑誌協会の映画脚本募集で1位に入賞しました。

脚本の多くの賞を受賞した黒澤ですが、後に脚本だけではなく監督として有名になることになるのです。

何故映画監督になったのでしょう?

幼少期に絵を褒められ、そこから自信をつけ画家になる事を思いながら美術学校の試験を受けるが不合格になり、それでも諦めきれず川端画学校に通い洋画の勉強をしました。しかし、一時期だけ非合法な政治活動に参加し、街頭連絡員として地下に潜っていた時期があり、その時に画家になることに見切りをつけ、広告で見た後に東宝と合併したP.C.L.映画製作所の助監督募集に応募し、100倍の難関を突破して入社しました。そして映画監督として成功する事になったのです。

黒澤明監督のおすすめ名作①

黒澤監督作品で支えた名優、三船敏郎とのコンビが誕生したのが1948年の「酔いどれ天使」です。

アル中の医者とヤクザの交流を描いた作品で、その頃の日本が持っていた生命力が映し出されています。黒澤作品とは異なり、暴力を否定するシリアスなテーマを前面に押し出していますが、ヤクザの迫力が凄く、テーマとは逆に映画は、ぎらついたところがあり名作です。この映画は、今後の作品に使う実験的なシーンを実践した映画でもあります。黒澤は常に先を見据えた映画造りを監督になってから続けているのです。

黒澤明監督のおすすめ名作②

殺人事件を明らかにするために集められた3人の証人。全体を通して陰湿に重いストーリーが展開されますが、それとは正反対なモノクロでありながら鮮やかな映像だったのです。

黒澤は太陽をカメラで直接撮影するなどの今までにない技法を利用し、画期的な芸術作品として本作を仕上げさせました。彼らの食い違う証言の裏にある人間の汚さを描き出すというサスペンス映画となっています。1950年の「羅生門」は、ヴェネツィア国際映画祭のグランプリを受賞するなど、高い評価を受けました。

黒澤は、撮影する時に色々なものを使い、モノクロ映画に色彩を感じさせる映画作りに才能を見せました。

黒澤明監督のおすすめ名作③

犯人を追って進一が以前監禁されていた場所を突き止めた戸倉たちだったが、男女の遺体を発見する。企業に必要な金と引き換えに進一の命は救えたが、その窮状を見ていた戸倉警部たちは犯人捜しの手を強める。さらに事件を追ううちに、この事件には麻薬売買もかかわっていることが判明した。この映画は「天国と地獄」という映画です。

時代劇ではなく現代劇です、この映画の見所は色んな展開があり最後には天国と地獄がはっきりとする映画です。人それぞれの見方で大きく変わる運命的なものを描いた作品です。

黒澤明監督のおすすめ名作④

市役所勤めの男が余命宣告を受け、残り僅かな命を見つめなおし奮闘するというストーリーは、多くの年月を経ても古くならないテーマです。この作品は「生きる」という現代劇です。黒澤監督の別の一面が観る事の出来る映画です。

黒沢明監督のイメージは時代劇が多いイメージがあります、しかし、この映画は現代の人間ということをテーマに作られた作品です。黒澤明という一人の人間が病に侵された人間の苦悩を描く壮大な映画だと思います。

黒澤明監督のおすすめ名作⑤

時戦国時代、毎年麦の刈入れ作業が終わる時期になると野武士たちが麦の略奪に村を襲いにやって来るのです。しかし、戦っても勝ち目が無いと諦めていた百姓たちは侍を雇うことを思いつきます。早速、村から選ばれた4人の百姓たちは侍探しに出ることに。侍探しは難航していると、やがて彼らは盗人を一瞬に退治した侍と出会う。

村を守ることを決意する侍は、あと6人の侍が必要だと自身の仲間を集める事になります。そして遂に7人の侍たちは、百姓たちに戦い方を教え込み野武士たちとの戦いに立ち向かうことになります。この映画は「七人の侍」です、黒澤明監督の一番有名な作品です、ネットの黒澤作品をランキングすると必ずと言っていいほど1位にランキングされる映画作品です。

黒澤明監督は多くの名作を残している

多くの名作を残し、世界のクロサワともいわれた日本映画の巨匠、そしてスターウォーズの原型でもある映画作品も残している黒澤明監督ですが、脳卒中で死去されました。

その後、死去する前に脚本を2本製作していました。それを後の監督が映画化しています。

偉大な映画監督、世界のクロサワを超える映画監督、脚本家は今後日本映画界に現れるのでしょうか?

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